中皮腫サポートキャラバン隊の共同代表でもあります栗田英司さんが、令和元年6月19日午前6時頃、ご逝去されました。

彼は33歳で腹膜中皮腫に罹患し、4回の手術を繰り返しながら19年6ヶ月もの長い間、闘病してまいりました。発症当初より、「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」に入会して当初は会の活動に積極的に関わって参りましたが、7年目を迎えた省庁交渉である会員さんが「患者はすぐに死ぬんだ」と訴えるのを見て、長生きしている自分はここにいてはいけないんだと思い、それ以降は幽霊会員として表舞台に立つことはありませんでした。

しかし、3年前に同じ腹膜中皮腫患者さんに「あなたは希望の星です」と言われたのをきっかけに再度表舞台に舞い戻りました。

事務局に掛け合って、全国にはまだまだ長生きしている患者さんがいるはずだと、全国の長期生存者に長生きの秘訣を聞く全国行脚に出る許しをいただき、その際同行する元気な患者ということで、当時ブログで好きなことしながら好きなこと書いていた私に白羽の矢が立ったというわけです。

それから「中皮腫サポートキャラバン隊」の全国行脚は始まりました。そして、18歳で胸膜中皮腫に罹患した田中奏実さんを始めとする元気な患者さんを巻き込んで1年半で全国28ヶ所で講演会や交流会をすることができました。およそ100人以上の患者さんともお会いすることができました。

この間順風満帆とは行かず、山あり谷ありで色んな苦難も乗り越えてきました。その中で栗田さんは心労やストレスが祟り、昨年4月の下血で再度入院することになりました。それでも持ち前のガッツと冷静な判断で窮地を乗り越え、ここまで頑張って来られたのですが、残念ながら52歳という若さで旅立たれました。

彼の遺志は私を始めとしたキャラバン隊員やスタッフ一同が一丸となって、今後も引き継ぎ頑張って参る所存でございます。どうかこれからも「中皮腫サポートキャラバン隊」のご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

そして、栗田英司さんのご冥福を心より祈り申し上げます。

令和元年6月20日
中皮腫サポートキャラバン隊
共同代表 右田孝雄

腹膜・心膜・精巣鞘膜中皮腫におけるニボルマブ(オプジーボ)使用についての署名のお願い

胸膜中皮腫のセカンドラインの治療薬として、昨年、ニボルマブ(オプジーボ)が保険適用薬として使用されるようになりました。
一方、胸膜中皮腫以外の腹膜等の中皮腫(腹膜、心膜、精巣鞘膜)の患者は非該当とされたままです。
腹膜等の中皮腫患者は、胸膜中皮腫に準じる治療を受けています。
私達は、腹膜等の中皮腫患者にも胸膜中皮腫と同様の治療の選択肢を一日も早く認めて頂きたいと願っています。
この切実な思いを以下の要望にまとめ、政府、薬品会社、医療者の皆さんに届けたいと思います。
できるだけ多くの中皮腫患者の方々にこの要望に加わって頂きますようお願いいたします。同時に、患者家族をはじめ、多くの皆さんにご賛同の署名を頂きますようお願いいたします。
2019年6月7日
中皮腫サポートキャラバン隊
共同代表 栗田英司・右田孝雄