オプジーボ体験記(Iさんの場合)

2016年2月からひどい咳が出るようになっていました。1年半前に、アレルギーの関係で出てきた症状と似ていたので、その繰り返しかと思っていました。病院を受診し、咳止めをもらって1ヶ月以上飲み続けましたが、症状が改善することはありませんでした。気になってレントゲンを撮ってもらうと、胸水が溜まっていることがわかりました。それから数ヶ月後の大学病院での検査で、胸膜中皮腫と宣告されました。医師はそれほど大変な受け止めをしていなかったようで、しばらく経過観察が続いて6月になっていました。その際には、ステージⅣと診断されて、どこでどのような治療をしたら良いのかわからず、わかったことは確立した治療法がないということでした。

 

・2016年8月より悪性胸膜中皮腫の治療スタート

アリムタ+カルボプラチンを4週毎6クール

 

・2017年1月から休薬

 

・2017年6月

胸水が溜まり再び抗がん剤治療

アリムタ+カルボプラチンを4週毎。2クールが終わる頃にアレルギーが出る。

 

・2017年8月31日

千葉大受診。セカンドオピニオンの形で受診。転院を申し出る。アレルギーはカルボプラチンの副作用と判明。

 

2017年9月

アリムタの維持療法。3週間毎に8クール。

 

2018年2月

CT検査により腫瘍大きくなり、新たに大きな腫瘍出現。アリムタが効かなくなった。

 

2018年3月

オプジーボ拡大治験の話があり、築地がんセンターを受診。ところが、放射線治療をすれば、無治療で経過観察できると言われて4、5月と放射線治療を受ける。3グレイチ×20回

 

2018年7月

この頃より左腕が痛くて上がらなかったり息が痛くて吸えなかったり、放射線の副作用に苦しむお盆の頃より左脇腹全体に痛みが拡がる。

 

2018年10月10日

お腹の痛みが始まり、下痢が始まる。脇腹の痛みも酷いのでPET-MRIを撮る事になる。左鎖骨に転移見つかる。

 

2018年10月12日

オプジーボ投与1回目。オプジーボ投与前から痛み、下痢があり、炎症が更に酷くなるかもと言われた。オプジーボ投与後に10日後くらいで、痛みで声をあげる。下痢もひどくなり、水便。痩せてくる。

オキシコドン15mg×2、セレコックス2回。痛みに効かない。

オプジーボ投与前より炎症はあり、それが投与後、炎症反応が強く出たらしい。

 

オプジーボ投与後の血液検査(投与日10月12日)

全身症状のダメージと同時に血液検査2項目に異常あり。ステロイド多量投与。1日60mg10日間、2日後には炎症反応は下がり、肝臓の値もステロイド10日間。投与後には下がってきた。その後もステロイド投与は続き現在、1日45mg。まだまだ多量。でも体調を元に戻すのには仕方のだろう。現在オプジーボ休止中なのだが、肝臓にダメージが出たことがオプジーボ投与を止めた最大の理由と思われる。これから投与できるのか、あまりに強い副作用に断念するのか分からない。12月CTを撮り次の道が開けるかもしれない。

腹膜・心膜・精巣鞘膜中皮腫におけるニボルマブ(オプジーボ)使用についての署名のお願い

胸膜中皮腫のセカンドラインの治療薬として、昨年、ニボルマブ(オプジーボ)が保険適用薬として使用されるようになりました。
一方、胸膜中皮腫以外の腹膜等の中皮腫(腹膜、心膜、精巣鞘膜)の患者は非該当とされたままです。
腹膜等の中皮腫患者は、胸膜中皮腫に準じる治療を受けています。
私達は、腹膜等の中皮腫患者にも胸膜中皮腫と同様の治療の選択肢を一日も早く認めて頂きたいと願っています。
この切実な思いを以下の要望にまとめ、政府、薬品会社、医療者の皆さんに届けたいと思います。
できるだけ多くの中皮腫患者の方々にこの要望に加わって頂きますようお願いいたします。同時に、患者家族をはじめ、多くの皆さんにご賛同の署名を頂きますようお願いいたします。
2019年6月7日
中皮腫サポートキャラバン隊
共同代表 栗田英司・右田孝雄